Jan 2, 2016

単語(句)と文

文は主語、述語があるものを言います。

日本語を使って例を説明します。

「犬が散歩をしています。」
は文です。
主語と述語のある意味の通る表現なので文です。
文章として成立しています。

反対に
「犬」
「犬が」
「散歩」
「散歩を」
「して」
「しています」
「犬が散歩をして」
などは中途半端で文章としては成り立っていないので、単語または句と呼ばれます。

英語の場合も考え方は同じです。

"A dog is walking." は文。


"a dog"
"a dog is"
"is"
"is walking"
"walking"
などは単語だけで文としては成立していないので、単語または句と呼ばれます。


間違い易いのが後に修飾語がついている名詞です。


① 前に修飾のある名詞: a sleeping baby
② 後に修飾のある名詞: a baby sleeping in the bed


①は名詞(単語)だと分かります。

②を、a babyが主語、sleepingが動詞(述語)だと勘違いして文だと思う人がいます。

sleepingは状態・様子を表す修飾語です。述語ではありません。

下の文のように状態の前にbe動詞があれば文になります。
a baby is sleeping in the bed.
主語  述語

②はisが省略され、名詞の形になっているので単語(または句)と呼ばれます。


また②は下のように関係代名詞が省略されていると見ることもできます。
a baby sleeping in the bed=a baby (who is) sleeping in the bed

なので、
a baby who is sleeping in the bed
も文ではなく単語(または句)です。

下は“a baby who is sleeping in the bed”の単語を使った文です。

A baby (who is) sleeping in the bed is my son.
      主語              述語

“a baby who is sleeping in the bed”が主語
“is my son”が述語です。